東金市近郊の住宅建築 海岸屋ふー

M 邸

February 2017:  新築一戸建て

設計・施工|   海岸屋ふー

若いご夫婦のお住まいです。隣地の建物が迫っている条件でしたが、坪庭などを配して光と風を取り入れる工夫をしました。

東京の準防火地域ですが、ナラの玄関ドアやヒノキの破風など、木製で作りました。外構工事の植栽なども相まって、やさしい外観ができました。都会には珍しく、道行く人にもやすらぎを感じられる一角が生まれたと思います。

外観|できるだけ低く抑えた曲線の屋根。玄関ポーチの階段も柔らかい形にしました。奥まった玄関ドアはナラ材の重厚なもの。二階廊下|床はカバザクラ、スタディスペースと書棚はヒノキ製

外観|できるだけ低く抑えた曲線の屋根。玄関ポーチの階段も柔らかい形にしました。奥まった玄関ドアはナラ材の重厚なもの。
二階廊下|床はカバザクラ、スタディスペースと書棚はヒノキ製

坪庭|ご実家にあった石臼をテーマに、モミジ、カクレミノを植えて道しるべなどを配した坪庭。小さいスペースながら、リビングに光を取り入れる空間としての役割も持つ。

坪庭|ご実家にあった石臼をテーマに、モミジ、カクレミノを植えて道しるべなどを配した坪庭。小さいスペースながら、リビングに光を取り入れる空間としての役割も持つ。

玄関|勝手口のドアを開けるときの曲線をもとに円弧上に階段を作りました。仕上げは二種類の洗い出しを使い分けた、蹴込のある難しい仕事です。

玄関|勝手口のドアを開けるときの曲線をもとに円弧上に階段を作りました。仕上げは二種類の洗い出しを使い分けた、蹴込のある難しい仕事です。

リビング|大きな吹き抜けに面した窓から光を取り入れた部屋です。キッチン、和室、二階にも通じるこの家の中心になる部屋。

リビング|大きな吹き抜けに面した窓から光を取り入れた部屋です。キッチン、和室、二階にも通じるこの家の中心になる部屋。

階段|リビングの開放感を損なわないように留意した階段。施主支給の神代ケヤキをアクセントに使いました。浴室|十和田石張りと漆喰塗りの内部。

階段|リビングの開放感を損なわないように留意した階段。施主支給の神代ケヤキをアクセントに使いました。
浴室|十和田石張りと漆喰塗りの内部。

キッチン|総ヒノキ作りの特注品。扉、背板、引き出しの底板まですべてヒノキ製。

キッチン|総ヒノキ作りの特注品。扉、背板、引き出しの底板まですべてヒノキ製。

キッチン背面収納|特注品。15杯の引き出しはすべてソフトクローズのレール仕様。

キッチン背面収納|特注品。15杯の引き出しはすべてソフトクローズのレール仕様。

和室|平天井は杉の竿縁天井、駆け込み天井は杉のシボ丸太と肥松を神代杉の竿でつなぐ凝った仕様です。壁は色土を差した漆喰、畳は母親にゆかりのある備後表を使いました。襖の引手は職人である施主の祖父さまがお作りになった銘木の挽き物を譲り受けたもの。

和室|平天井は杉の竿縁天井、駆け込み天井は杉のシボ丸太と肥松を神代杉の竿でつなぐ凝った仕様です。壁は色土を差した漆喰、畳は母親にゆかりのある備後表を使いました。襖の引手は職人である施主の祖父さまがお作りになった銘木の挽き物を譲り受けたもの。

PAGE TOP

site by aguije inc.