SI 邸
May 2021: 古民家改修
設計・施工| 海岸屋ふー
本格的な民家と昭和な増築、そこをつなぐ簡易的な下屋と言う組み合わせだった建物を、見直して改修する試みです。当初別荘として計画されましたが、民泊へ向けて準備中です。
美しく使っていただいていることがわかるこの写真はすべてお施主さまにいただきました。
(下)玄関から入ってすぐの中廊下と二つの部屋、さらに下屋部分を大きな一つの空間にまとめました。そしてそこを、ヒノキの板の間と大谷石の土間とに分けました。ここはゆっくりとくつろぐ場所、そして楽しむ場所です。


横長のガラス窓からは施主が丹精している庭が見えます。
洗面室(下)。洗面室はヒノキのカウンターと大きな鏡、しっくい壁のシンプルな構成です。


浴室の腰から上の壁はヒノキで、そこに外を眺められる透明ガラスの窓を設置しました。風呂のフタは施主が誂えたものです。

浴室の上部の左右の壁には通気のための回転窓がついています。
キッチン(下)。大谷石の土間とヒノキの板の間の境付近に、大きな栗の一枚板を使ったキッチンを設置しました。ここで皆で料理して、食べて、楽しんで欲しいです。


大谷石の土間に置かれたペレットストーブ。薪ストーブと違って、薪割りの必要もなく、ひんぱんに薪をくべる必要もないということです。